ハピネス/嶽本野ばら

今読み終わりました☆
注文してたのが届いたらしいので、今日朝イチで本屋に「ハピネス」を取りに行って、真っ直ぐ帰って、即読みました。
実は、昨日の夜からずごい沈んでて。
今日もやっぱり駄目だったんだけどこれ読んだらなんだか自分は小さい事で悩んだりしてるんだと思いました。
それでも沈んだ気持ちはまだそのままですけども。

冒頭から、「私ね、後、一週間で死んじゃうの」は衝撃です。
野ばらチャンが公式サイトで「今までの作品を知ってる人には物足りないかも」という発言をしていたのだけれど、これでも十分おもしろい。
・・・て何か偉そうだけど、本当にいい話だと思う。
胸にキュンと来るっていうか、何か残るものがある。
人の幸せってこういう事なんだな、って改めて思ったし、「美しさ」があった。
たった７日間の出来事が、こんなにも大きくて大切で、美しく表現されてて、凄いなぁ野ばらチャンは、と思った。
野ばらチャンはそんなことを伝えたかったわけじゃないと思うけど。
でも気持ちは伝わったよ。
たった一人の人と出逢える事の素晴らしさとか、
大切な人に巡り会えた奇跡とか、
人が死んでしまう事の淋しさや哀しみや容易さ、
命の尊さ、重さ、
人と関わる事や出逢う事の幸せ。
そう言うものを、野ばらチャンはこの本で伝えたかったんじゃないかと思います。
私の勝手な憶測でしかないけれど。
間違いかもしれないけれど。
でもこの作品はずっと心に残るものだと思う。