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明るい絶望。



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これは田口ランディ、初の小説。
兎にも角にも、面白い。何これ?ってくらい面白い。
今あたしが心理学とかカウンセリングとかに興味があるから面白いと思っただけなのかもしれないけれど、これは読んでみても損はしないと思う。幅広い知識がこの小説には詰まってるし、教えられる事も沢山ある。例えば人間の本性、家族の繋がり、恋愛・・・。
田口ランディってもともとエッセイストだから自分の感性とか人生論・恋愛論、そして家族の事自分の事を書くのが上手いと思うのね。この小説の中にもやっぱり家族と恋人は登場するのだけれど。
具体的に言えば。
まずお兄ちゃんが亡くなります。世間が言う、所謂「ひきこもり」だったお兄ちゃん。(四十歳くらいかな。)腐敗して、溶けて。醜い死に様。そこから始まる主人公・朝倉ユキの不思議な体験。
ユキは大学時代に心理学を専攻していて、とても優秀だった。生徒はカウンセリングを出来るようになる為にまず、自分の事を知らなければならない。その為には担当の教授にカウンセリングを受ける。その工程の途中、恋に堕ちてしまう教授と生徒も少なくはない。ユキは教授に恋をした(どっちかってーと「激しい」んだよ)。ある日突然ユキが教授を振るまでの間、炎は燃え盛っていた。(変態チックな表現でごめん/笑)
ユキは兄の死んだアパートの一室に足を踏み入れる。異臭が漂う。人が死んで腐った後の異臭。それをきっかけにユキは、死臭を嗅ぎ分ける事ができるようになる。街の中でも恋人と二人でいる時でさえも死臭が纏わり付いた。そしてユキは、十年ぶりに教授の元へカウンセリングを受けに行く事に。ユキは教授にカウンセリングを受けながらも自分の異変の原因を突き止めようとする。その内にユキはお兄ちゃんの幻覚(霊)や、スピリチュアルな体験をするようになる。そしてイタコやシャーマンに興味を持ち始め、そこに自分が狂ってしまった原因があるのではないかと考える。そう考えている間も、どんどん狂って行くユキ。そしてユキは、これはシャーマンに選ばれた人間に訪れる洗礼(って言うのかは不明)だという事に気が付く。トランス状態に陥った時、完全にシャーマンになれる。シャーマンになっている時は世界のコンセントでいられる。ユキは漸くそれに気が付いた。

ってな感じで。・・・難しい言葉が満載で、専門知識がいっぱいで、こういうのに興味がある私にしてみりゃ面白かったんだけど、やっぱあんまし上手く説明できねーや。ごめんね、意味不明で。って誰も読まねぇってな(笑)。んじゃ。とにかくこれは衝撃だよ!ものっそい面白い!
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